加地さんドキュメンタリー

偶然チャンネルを合わせた「情熱大陸」は、フランスへ移籍した大黒の特集だった。「情熱大陸」には以前にも宮本が取り上げられ、その時はカメラが宮本の高いピンチ回避能力を捕らえたのだったな。サッカー選手では他に小野、高原、三都主、川口、玉田らを特集した回があったようだ。

そして今日のNHK「スタジオパークからこんにちは」のゲストはKINGカズだった。この番組にゲストに出たサッカー選手が他にいるのかはちょっとわからないが、「情熱大陸」のような密着ドキュメンタリー番組や、「スタジオパーク」のようなトーク番組に、加地さんもそろそろ出てもおかしくはないのではないか。

「スタジオパーク」のソファに姿勢良く座り、にこやかにインタビューに答える加地さんが観られるなら、みんな払うんじゃないか、受信料。でも同じお昼の番組なら、どうせならやっぱり「いいとも」でタモさんとからむ加地さんも観てみたい。奥さんの出産のために安産のお守りをもらう加地さん。いやいや、お昼のトーク番組と言えばやっぱりこれは外せない。「徹子の部屋」。徹子と加地さん、夢のツーショット。どんな夢だかよくわからないけれど。もしくはその前の時間の番組、「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」で、エプロンをして料理を手伝う加地さんなんてどうか。

でも今年の夏あたり、本当にやるのではないかな、「情熱大陸」で、W杯で大活躍した加地選手の海外移籍に密着、とか。いや、でも加地さんを扱うドキュメンタリー番組が宮本や小野らと同じそれでいいのだろうか。加地さんクラスの選手は、同じTBSの番組でも、こっちだろう。

「世界遺産」

加地さんの鍛え上げられた肉体や、放たれるクロスを、空撮やクレーンを駆使してハイビジョンカメラでていねいに記録。あるんでしょ、人間国宝みたいに、人間世界遺産とかそういうの。ないのか。ないなら、じゃあ、加地さんが第一号だ。

ガンバの加地さんデビュー

印旛沼でイナバウアー。いや、なんでもない。

ゼロックス・スーパーカップ。代表で忙しい加地さんの出番はないだろうと思っていたが、1−3とリードされた時間帯に途中出場、ガンバの加地さんデビュー戦となった。2点ビハインドで投入するということは、意外にも西野監督が加地さんに求めるものは癒しや笑いではなく、攻撃なのだな。それに答えるかのように、胸のボタンを開けエロスを強調した加地さんは、鋭いクロスを入れたりドリブルからシュートを放つなど、ガンバの攻撃を活性化。ゴールには繋がらず試合もそのまま負けてしまったが、今シーズン代表だけではなくガンバでの活躍も期待させるデビュー戦だった。

ところで投入早々、私が「マネするな」と言った、PA内でうわー、脚をかけられたーと転んで見せるようなことをしてみせた加地さん。幸い演技力がまだまだだったのでシミュレーションまでは取られなかったが、それともあれはPKをもらいにいったわけではなく、競り合っていた三都主への加地さんなりの皮肉だったのだろうか。癒しや笑いだけではなく、皮肉という引き出しまで身につけつつあるガンバの加地さんなのか。

全く関係ないが、レッズが後半同時に投入してきた細貝と永井。

二人合わせて「ほそながい」。

いや、なんでもない。

インド戦

■お詫び
先日の記事中、「ちんちん」という不快感を与える可能性のある言葉の使用がありました。今後は「ちんちん」の使用を控え、誰もが楽しめるブログのようなものを目指してまいります。


気を取り直してインド戦。格下相手のこの試合、加地さんが相手の左サイドをちんちんにするのを楽しみに、って違うんだ、このちんちんはそのちんちんじゃなく、つまりなんだろう擬態語かこれ、やっつけるとか軽くあしらうっていう意味の方なんだけど、でもやはり紛らわしい表現はよくないな。早とちりでこう読んでしまう人がいるかもしれない。

加地さんが相手の左サイドでちんちんを出す。

ある意味加地さんのドリブルやクロスや他のどんな攻撃よりも脅威ではあるが、でも私はサッカーのルールに詳しくはないのだけれど、ちんちんを出したら多分、非紳士的行為で一発退場なのではないだろうか。いや、ならば紳士的に出せば退場にならないかもしれない。

ちんちんに蝶ネクタイ。

紳士といえば蝶ネクタイだ。でもそれで退場を免れるとしても、やはりちんちんは出すべきではない。攻撃のとき不利になる可能性がある。

ちんちんがわずかに出てオフサイド。

幸い今日の試合で加地さんがちんちんを出すことはなかったが、巻(長谷部)のゴールを演出したドリブルは、間違いなくDFをちんちんにした素晴らしいプレイだった。佐藤のゴールもアシストし、加地さん大活躍である。

また、三都主がよくやるような縦のスペースに自分へのパスを出して突破、というプレイを試みるなど(失敗したけど)、どんどん新しい引き出しを増やしている。あれは三都主のをマネしたのだろうか。いいプレイはどんどんマネすべきで、積極的なミドルシュートもそうだし、でもPA内でうわー、脚をかけられたーと転ぶのは真似しなくていい。

それと小野が見せた、横から来たパスを前へ大きく蹴るふりをしてスルーというプレイ、あれも真似しないほうがいい。あれは小野だから「おお」となるのであって、加地さんが同じことをしたら誰もが思うに違いない。「空振りかよ」。っていうかそもそも加地さんが横から来たパスをスルーしたら相手のスローインだ。

小さなミスや味方ゴール前であわやという場面もあったが、今回も全体に大惨事はなく、そろそろ久しぶりに大惨事も見たいなどと言っては贅沢だろうか。インドの選手みたいにちんちんにボール直撃で悶絶、というほど身体をはれとまでは言わないから。

金メダル

朝までトリノ五輪の中継を観、東京のスタジオの、サッカー中継でもお馴染みの町田アナウンサーのひげが青々と伸びてきて泥棒みたいになっちゃってるのを確認してから寝、などという生活をしていて気がつかなかったが、明日はインド戦か。加地さんは当然のごとくスタメンで、また積極的な攻撃参加を見せてくれるのだろう。

ところで冬季五輪を見ていて長年疑問に思っていたことがある。スキーのジャンプで、ジャンプとはいうものの実際には選手は高いところから落下しているわけだが、例えば遊園地の落下系の絶叫マシーンに乗ったとき、これは男性にしかわからないらしいが、なんていうのか、まあ遠慮せずにはっきりと書けば、ちんちんがすーすーするじゃないですか。ああ、加地さんの名を冠したブログのようなもので「ちんちん」なんて書いてしまった。確か以前にもうんこを漏らしそうになった話を書いてしまい、でもうんこなんて書くと読んでいる人が気分を害するかもしれないと反省し、うんこと書くことを自らに禁止したのだったが、今度はちんちんなんて書いてしまってごめんなさい。

まあでも書いちゃったからそのまま話を続けると、つまり私の疑問とは、スキージャンプの選手はちんちんがすーすーしないのか?ということだ。私はあのすーすーが苦手だ。だから落下系の絶叫マシーンには乗らないし、トリノ五輪スキージャンプにも出場しない。ジャンプの選手は平気なんだろうか。すーすーしない方法があるのか。疑問なのである。

そんなジャンプをはじめ、期待された競技でことごとくメダルが取れない日本だが、メダルといえば、受け取った選手がそれにキスしたりかじったりするパフォーマンスは以前からあるが、今回のそれは中央に大きな穴が空いているため、そこからのぞいてみせる選手が多いようだ。

一人ちょっと違う人がいる。両目だ。そういう問題じゃないか。競技が違う。そういうことでもない。これは4年前に拾った金メダル級のコラだった。

でもどうなんでしょう、皆が皆のぞくパフォーマンスというのは、オリジナリティがないのではないか。もっと個性的なそれで喜びを表現する選手はいないのか。穴である。のぞくだけではないだろう。しかもそれは金メダルだ。誰か、やってみないか。

穴にちんちんを通す。

これが本当の金メダル、とかなんとか言いつつ。

フィンランド戦

勝利の瞬間、私はちょっと泣いてしまった。いいゲームだった。ここぞというときに決めるミラクルプレーとその後に見せる君の笑顔に俺のハートはスイーピングされっぱなしさ、ストーンよとまれ、小野寺歩、君は美しい!って何の話かってトリノ五輪カーリング日本対カナダを観ていたのだ、私は。あ、もう8時だ、忘れてた、と慌ててチャンネルを変える。

今日はやべっち寿司かー、って違う、フィンランド戦を観るのだったと更にチャンネルを変えると、あれ、加地さん出てる。まさかと思うが、いや、あり得ない話ではない、読んだんだな、ジーコ、昨日私が書いた記事を。今日も読んでるかな。じゃあお礼言っておこう。オブラート、ジーコ、加地さんを出してくれて。オブラートじゃなかったか。まあいいや。

ジーコの起用に答え、積極的に攻撃参加する加地さん。しかし相手DFにクロスを跳ね返されるシーンが多く、相手が長身の時こそふんわりクロスじゃないのかと思うものの、でももしかしたらW杯の対戦相手に研究されないように温存しているのだったらしかたないな。

それにしても前半42分の、PA内でパスを受けたあそこはシュートに行ってほしかった。あの至近距離から枠を外して特大の宇宙開発ドライブシュートを打つなんて芸当、加地さんにしかできないのだから。でも控えめで他人思いの加地さんは、自分が目立つことより巻へのパスを選択したのだな。後半の久保のゴールに繋がった、小笠原の動き出しを見逃さないスローインも、こっそりナイスプレイだった。

後半31分に駒野さんと交代した加地さん。残り15分でアピールしようと駒野さんも必死のプレイ、だったですか?というのも直後に急な睡魔が私を襲い、鈴木通訳が訳す声で気がついたときには試合が終わっていたのだった。駒野さんのクロスが冴えまくって2、3点入っていたりして、と思ったがそれはなかったようで、加地さんのスタメンの座は今後も揺ぎないだろう。

ところで今回の中継はテレ朝だったわけだが、今やテレ朝は国歌斉唱に川平慈英をねじ込めるほどの影響力があるのでしょうか。どうせねじ込むなら前田アナの君が代が聴きたかったな、個人的には。

と、最後に余談を書いていて気がついたが、もしかして今回駒野さんと思われたスタメンが加地さんに替わったのも、加地さんじゃないと視聴率が取れないとテレ朝がゴネたせいなのか。なんだ、ジーコがここ読んでたんじゃないのか、残念。

でも掲げるんだよ

フィンランド戦は駒野さんがスタメンってマジっすか。そんなあ、頼むよジーコ、加地さんが大好きでたまらないという女子高生が、加地さんのための応援ボードを掲げに名古屋からエコパへ行くって言ってんだからさあ。ボードの言葉もみんなで考えたのに。結局彼女が掲げるべき言葉は「駒野」が正解だったのか。いや、なんか違う気がする。

「転べ転べ、駒野転べ、ヘナチョコクロス上げろ、靴脱げろ怪我しろ下痢になれ、どアホどアホどアホ」

心優しい加地さんがそんな呪いの言葉を吐くはずはないが、なんとか加地さんが出場する方法はないものか。あり得るとしたら、当日駒野さんがうっかり間違えて「エコパ」じゃなく「江古パ」に行ってしまうということだが、残念ながらほとんど全ての人と同様、たぶん駒野さんは「江古パ」を知らない。

女子高生が行くからとかは関係なくとも、ジーコJAPANの右には加地さんが必要だということは、過去の試合で誰もがもう十分わかっている。駒野さんはフィンランド戦でスタメン起用されれば、何本かいいクロスをあげるかもしれないし、守備もそつなくこなすかもしれない。そして試合も日本が勝つかもしれないが、そうだとしても試合終了後に誰もが何かもの足りなさを感じるに違いないのだ。癒しとか感動とか驚きとか怒りとか悲しみとか諦めとかイライラとか、そういった何かが。

加地さんが大好きでたまらない女子高生の方、加地さんは出場しないかもしれないが、それでも加地さんのボードは掲げてほしい。あなたの気持ちはきっと加地さんに伝わるはずだ。そしてボードの裏にはこう書いておいて、試合終了時にはそちらを掲げよう。

「ほら見ろ」

応援ボード

昨日のコメント欄に、加地さんが大好きだという高校生(おそらく女性)から相談が寄せられた。フィンランド戦で加地さんの応援のため掲げるボードに書く言葉を考えてほしいという。私なんかに相談するのは間違っているのではと思うが、せっかくなので考えてみたい。

通常ならば「加地マジ大賛辞」をまずはお勧めするところであるが、相談者は“私(相談者)に相応しい言葉”を求めている。加地さんを愛する女子高生に相応しい言葉、それは愛情表現だ。

「ハートが加地」

加地、のところに炎をあしらって、加地と火事をかけていることを強調。イマイチか。では対戦相手を踏まえてこんなのはどうだ。

「カジ・スキヤネン」

「好きやねん」をカタカナで書くとフィンランド人の名前っぽい。まあ加地さんは日本人なんだけど。では、普通の女子高生はベッカムとかにきゃーきゃー言ってるけど私は違う、ということを表現してみる。

「加地<ベッカム」

不等号の向きとか細かいことにはこだわるな。

「守れ!川口」とか「決めろ!久保」とかの命令系はどうだろう。

「癒せ!加地」

癒せ、って命令されても困るか。じゃあもう少し漠然とした感じで。

「頼む!加地」

「今日こそ」「たまには」「お願いですから」なんかでもいい。

「訳せ!鈴木通訳」

言われなくても訳す。

加地さんを大賛辞する賞賛系はどうか。堀池の“巧”を真似て、右サイド職人の加地さんを“匠”と称してみてはどうだろう。

「匠・鍛冶」

刀鍛冶になってしまった。サムライブルーを支える裏方。違う、加地さんはピッチという舞台の主役だ、もっとデカくいこう。

「世界は加地を待っている」

デカいぞ。W杯を意識して「ドイツのピッチは待っている」でもいいだろう。ただここでも“うっかり”には注意だ。

「トリノは加地を待っている」

加地さんが出るのはオリンピックじゃない。万一そうだったとしたら、そろそろ出発するべきだ。

「マンションの前で待ってます、会ってくれるまで待ってます」

いくら好きでもストーカー行為はいけない。スタジアムからの出待ちくらいにしておこう。

いろいろ考えてはみたものの、普通に女子高生が「加地」と書かれたボードを掲げているだけで十分ネタになるような気もするが、しかし相談者が求めているのは“一癖も二癖も効いた文句”だ。ならば少し癖を効かせてみる。

「加持」

まだ癖が足りないか。ええい、じゃあもうこれでいこう。

「駒野」

お気に召した言葉はあっただろうか。

ピンマイク

トリノ五輪ではカーリングの競技が始まった。小仲美香はいないけれど、生中継を観た。初戦のロシア戦は惜しくも逆転負け。

速さや魅せる技を競う他の競技と違い、戦術と微妙なテクニックを競うこの競技にはまた別の観戦の楽しさがあり、TV観戦をより楽しませるためにであろう、各選手は胸にピンマイクをつけており、競技中の掛け声や作戦を話し合う声を聞くことができるのが面白い。

サッカーの試合で各選手にピンマイクをつけて声を拾ったらどんなそれを聞くことができるだろうか。大声でディフェンスの指示を出したり、味方を鼓舞する声は普段の中継でも聞こえてくるが、もっと小さな、ひとり言のようなつぶやきも聞いてみたいものだ。加地さんは何度も縦に行ったり来たり走ったあと、ぽつりと「はぁはぁ、しんどいな…」などとつぶやいたりしているのだろうか。クロスが思ったところへ飛ばず、「アカン…」とか。

代表の試合で、例えば相手に突破を許して失点した後とか、出来かけたチャンスをつぶした後とかに、全選手のつぶやきを拾ったら、一番多いのはこんなそれかもしれない。

「チッ(舌打ち)、加地…」

いやでも加地さんだって相手の選手にブチ抜かれたりクロスをミスったりしているばかりではなく、たまには右サイドをドリブル突破して絶妙のクロスを上げることだってあるのだし、でもそんな時はまた別のつぶやきが聞こえてくる。

「転べ転べ、加地転べ、ヘナチョコクロス上げろ、靴脱げろ怪我しろ下痢になれ、バーカバーカバーカ」

ベンチの隅からそれは聞こえてくるそれは、つぶやきというか、もはや呪い。

ピッチ外での大惨事

W杯本番で加地さんは大丈夫だろうか?と心配になったのは、先日のアメリカ戦を観てのことではなく、トリノ五輪スキージャンプで原田が失格となったことを知ってである。予選で使用したスキー板を使うための体重にあと200グラム足りず、しかもその原因は原田の勘違いからだという。

原田と言えば日本を代表するネタ系アスリートで、などと言ったら失礼かもしれないが、リレハンメル五輪での失敗ジャンプ、その結果「一番」と書かれた鉢巻きにもう一本棒を書き足して上った表彰台、そして長野での高くて高くて大ジャンプで金メダル、大惨事やら大賛辞で常に話題を提供しつつ、おそらく最後となる今回の五輪をどんなジャンプで締めくくるのか、ショボいジャンプで寂しく終わるのか、それとも大ジャンプで金メダルの幕引きか、原田のジャンプを楽しみにしていたのは私だけではあるまい。それが誰も予想し得なかった驚きの“ネタ”で、飛ばずしてあっけなく終了とは。原田らしいと言えばあまりにも原田らしいけれど。

それで、ふと心配になったのだ、加地さんが。もちろん加地さんはスキージャンプの選手ではないから体重など気にせず好きなだけ長いスキー板を履けばいいのだけれど、私はサッカーのルールに詳しくないのでよくわからないが、たぶんスキーを履いてピッチに立つのは反則である。だからうっかり勘違いでスキーのままピッチに立たないよう、十分に気を付けてほしい。いや、それとももしかしてルール上スキー板の着用は問題ないのかもしれず、それなら安心して長い板を履けばいいけれど、でもジャンプと違って長ければいいってもんでもない気がする。長い板はオフサイドになりやすい。だからやっぱり、ほどほどがいいんじゃないか、スキー板の長さは。でもまあミズノの新しいスパイクのほうが走ったり蹴ったりしやすいとは思うけど。

加地さんがW杯のピッチでどんなプレイをみせてくれるのかを楽しみにしている世界中のファンのためにも、ピッチ外での「うっかり」とか「勘違い」には気をつけてほしい。そのせいでピッチにすら立てずにW杯が終わってしまうなんて、あまりに悲しすぎる。会場を勘違いして東京ドイツ村へ行ってしまうとか、うっかり下半身裸でピッチに入場してしまうとか、飛行機に手荷物で金属バットを持ち込んで捕まるとか。それは加地さんじゃないか。まあとにかく大惨事はピッチの中だけにしておいてもらいたいのだ。

加地さん ver.06

やった、すごいぞ、そりゃあ確かに結果だけみれば残念だったけれど、でも君が描いてみせた放物線は他の誰のそれより美しかったよ、感動をありがとう、愛子。そうじゃなくて。

やった、すごいぞ、そりゃあ確かに結果だけみればまずまずだけれど、内容はあまりにもひどいそれで、特に前半なんて敵以外はピッチに君ひとりしかいないのかというくらい他の選手は目立たず、君だけがシュートを打つわ、滑って股裂き状態になってみせるわ、ゴール前でファールしてピンチを招くわと大活躍、おまけに後半に君が描いてみせた放物線はいつものそれより直線的で、でも不思議と滞空時間が長くてまるでスローモーション、クリアしようとジャンプするDFをあざ笑うかのように、いや、微笑みでかわすかのように巻の頭にふわりと着地、W杯イヤー最初のゴールを演出。

どうしちゃったんだ、加地さん。アウトにかけたキックでシュートしてみたり、ピンポイントクロスでゴールをアシストしてみたり。加地さんに何があったんだ。まさかどちらもミスキックが偶然うまく飛んだわけでもあるまい。これがW杯イヤーの新しい加地さんの姿なのか。NIKEのボールのモゾモゾ回転が加地さんに合っているのか。野球場がいいのか。ミズノの新しいスパイクがよほど高性能なのか。それとも加地さんはもしかしてアメリカ牛を食べ、それが加地さんの体に何らかの変化をもたらしたのか。

わからない。わからないが、とにかくFIFAは早急に公式球をモゾモゾのそれに、W杯開催スタジアムを全て野球場に変更すべきだし、JFAは密輸でもなんでもしてアメリカ牛を加地さんに食べさせるのだ。ヘタリ牛ならなおいい。いいのか。わからないけれど。

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あこがれの加地さんのプレイを少しでも近くで見ようと集まってくるアメリカ代表の選手たち

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セクシーなポーズでバッチコーイと挑発する加地さん

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鳥になりたい加地さん