ぬか漬けマラソン

織田裕二がなぜかダーク系の色のシャツしか着ないまま、世界陸上ベルリン大会は終わった。女子マラソンでは尾崎好美が銀メダルを獲得したのだったが、また別のマラソンが、日本の、東京の、世田谷で始まっていることを知っている人は、まだ少ないかもしれない。

ぬか漬けマラソン

マラソンとはいってもそれは陸上競技ではなく、講習会やイベントを通じてぬか漬けのすばらしさを伝えるという事業の名前で、「みんなで始めよう!長く続けてみよう!」という願いを込めたネーミングなのだという。お互い励ましあいながらゆっくり自分のペースで走り続ける、世界陸上というより市民マラソンをイメージするのがおそらく正しい、なんだかちょっとぬか漬けを始めてみたくなる素敵なネーミングだ。これがほかの陸上の競技名だったら、受ける印象がずいぶん違っただろう。

「ぬか漬け100m走」

9秒69で終了。かなりの浅漬け。っていうかほぼ生野菜。だって、ぬか床の管理とか、うざいんボルト。って始める前からそんなふうに思わせるネーミングはだめだ。同じような理由で、こんな競技もだめだろう。

「ぬか漬けハードル走」

ハードルが高そう。
また、日本人が始めてメダルを獲得したからといって、こんな競技名をつけるのもどうかと思う。

「ぬか漬け投げ」

村上がゴボウを投げたああああ!って、野菜をやりや砲丸に見立てて投げるのはよくない。それに“投げ”では途中で投げ出してしまいそうで、“長く続ける”という趣旨にまったく合っていない。長いという意味では、2日がかりで100m走や高飛びなど10種類の種目を競う競技があるが、それならどうだろう。

「ぬか漬け10種」

盛り合わせになってしまった。居酒屋のメニューだ。

やっぱり「ぬか漬けマラソン」がいいのだ。市民ランナーならぬ、市民ヌカー。でもちょっと趣向をかえて、ぬか漬けの世界へ飛び込んでおいでよ、という意味を込めた、こんなネーミングもいいのではないだろうか。

「ぬか床幅跳び」

砂場がぬか床。着地地点でナスを掘り出したらボーナス。ナスだけに。

「ぬか漬けマラソン」への3件のフィードバック

  1. そう、名古屋戦でぬか喜びしたばかり・・・。
    いけませんな〜(-_-)
    ぬか漬けは、きゅうりのふる漬けが好きです。

  2. >>プリンさん
    私はどちらかと言うと浅漬け派です。

    >>もこさん
    ゆく夏を惜しみつつぬか漬けで一杯、いいですね。私の場合、コーラだけど。

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