加地さん岬

あやまる岬」という、ちょっと変わった書籍が発売された。「<ケータイ>+<QRコード>+<おもしろマップ>でメッセージを伝える新方式コミュニケーションBOOK」と言われても、著者の高井ジロル氏も自身のブログで「まぁなんのことやらさっぱりわからないと思いますが」と書いているとおりなのだが、この書籍にはたくさんのQRコードが掲載されており、それを携帯で読み取って地図サイトにアクセスすると、気持ちを伝えられそうな地名が表示される、という仕組みになっていて、書名の「あやまる岬」は奄美大島に実在し、これはもちろん、謝罪の気持ちを伝えるのに使うのである。

本書にはあらゆるシーンで使えるQRコードが満載されているが、残念ながらっていうか当たり前だけれどカジオログ的シーンで使えるそれは少なかったので、勝手にいくつか作ってみた。



胸を張って大きな声で答えてもいいのだけれど、ここはあくまで控えめに、QRコードで婉曲に回答。スタジアムで携帯の画面を掲げれば、即席のゲーフラの出来上がり。



2つのQRコードを合わせて、あの妙技の名をコール。なんか微妙に違う気がするけれど、細かいことは気にせず、舞い上がれ!
おまけに結果がついてくれば大賛辞→



ガンバや代表の試合で酷使し、相当なダメージを負っているであろう加地さんの体の一部の無事を、みんなで祈ろう。



大声では話せない羽生の秘密は、QRコードでこっそり暴露。でもそれが本人にバレたら、秘密の乗り物でここに連れ去られてしまうかも。まあ帰って来れそうだけど、電車とかで。



ね?ね?と迫れば、思いが伝わるかも。もしくは警察に通報されるかも。

アルディージャ戦

まずはじめに、訂正と謝罪である。今まで何度か、加地さんがスローインの際にタッチラインを踏み越えている写真を掲載し、あたかもそれが反則であるように取り上げてきたのだが、これは私の全くの勘違いであった。コメント欄でご指摘を頂き、ルールを調べてみると、「両足ともその一部をタッチライン上またはラインの外のグランドにつけていなければならない」とのことで、つまり足の一部がラインにかかってさえいれば、踏み越えてしまっても全然問題ないのだった。

そう思って前回の写真をよく見ると、加地さんは踏み出した左脚を内股気味にし、ちゃんとつま先がラインに乗るようなフォームでスローしており、つまりこれはうっかり出ちゃったのでもなんでもなく、練習の積み重ねで完成された、完璧なスローインのフォームなのだった。疑ったりしてごめんなさい、許してくれますか、加地さん。

ナルシスティックなポーズに夢中でそれどころではない加地さん。

ということで、あらためて大宮戦。スタジアムの上に低くたれこめた灰色の雲を通り抜けて落ちてくるようなふんわりクロスを披露したり、惜しいミドルシュートを放ったりと、ガンバの3得点には全く絡まなかったものの、加地さんはいつものように私たちを楽しませてくれたのだった。

キング加地にはペットボトルがよく似合う。

フリーキックで直接ゴールを狙おうとする加地さん。ボールが見当たらないけど。

ヘン顔で相手を油断させてクロスを上げる新技を練習する加地さん。

加地さんの背後で、赤玉で隠しつつ、金玉のあたりをもぞもぞする家長。

「薄くて透明な板やけどな、その向こう側へは簡単には辿りつけへんもんなんやな」
「ああ、はい(またこの話か…)」

大宮のハト選手。