呼称 (1/2)

まだ耳慣れない。「ジェフユナイテッド千葉」。うーん、どうなんでしょう。でもこの変更、呼称を「千葉」とすることで、千葉市民はもちろん、千葉県民に広く応援して欲しい、という意図があるのではないだろうか。

たとえばものすごい観客動員数が話題になるアルビレックス新潟。アルビレックスのホームタウンは新潟市(と聖籠町)であるが、サポーターはおそらく県下全域にいるのではないか。もちろん県内に他のJチームがないことも理由だろうが、やはりチーム名の「新潟」が県名の「新潟」と同じであることで、県民の誰もが「俺たちのチーム」と感情移入しやすいのだろう。

ジェフもそれを狙っているのではないか。柏市民以外の全県民ジェフサポーター化計画。だがちょっと待て。新潟と事情が違うのは、Jチームが2つあることではない。もっと別で重要な、千葉ならではの問題があるのを忘れてはいまいか。

千葉の人は、「千葉」と言いたがらない。

例えば千葉市稲毛区に住んでいる人に、どこに住んでいるかを聞けば、必ず「稲毛」と答えるだろう。他にも「幕張」「蘇我」とか。で、「蘇我ってどこだっけ?」と聞かれて初めて、やや声のトーンを落として「・・千葉の」と答えるのだ。千葉の人は、日常生活の中でなるべくなら「千葉」という言葉を口にしたくない。

例に出したアルビレックスのサポーターは(意識してかどうかは分からないが)、コールの中に「新潟」という言葉を多く入れる。確かほとんど「新潟!新潟!」としか言わないコールもあるはずだ。これをジェフに当てはめて想像してほしい。

「千葉!千葉!」

ありえない。千葉の人が大声で「千葉」などと叫べるはずがないのだ。だからチーム呼称は「ジェフユナイテッド市原」でよかったのではないか。もともと誰も聞いたこともなかった「市原」という地名はジェフのおかげで有名にこそなったが、あくまでそれは「ジェフ」とセットなのであり、「千葉県市原市」としての認識は比較的薄い。なんか、市原ってとこがあるんだなー、くらいだろう。千葉の人にはその方が好都合だったのに違いないのだ。

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