肩書き

テレビのワイドショーで何か話しているその人の肩書きは、見なれぬそれだった。

「プロ・ナチュラリスト」

いつでもどこでもどんなときも、自然体。嬉しいときには大声で笑い、悲しいときにはおもいっきり涙を流す、だって私は私だから、みたいな生き方、そんな生き方の、プロフェッショナル。あるのか、そんなプロフェッショナルが。SHIHOとかがそうなのだろうか。そしてそんな人が、なぜ逃げたニシキヘビの話をしているのだ、と思ったら、この場合の「ナチュラル」は「大自然」の方のナチュラルで、つまりこの人は大自然に詳しい人で、それのプロフェッショナルなのだった。日本語で言うと「自然案内人」ということになるらしい。

さて、加地さんの肩書きである。この文脈でいけば、私が思いついたそれはもはや書くまでもないかもしれないが。

「プロ・フンワリスト」

日本語で言うと「ふんわりクロス案内人」。違うか。ご案内してどうする。ふんわりクロスを、あげるのだ。羊を飼うのが「羊飼い」。絵を描くのが「絵描き」。薬を売るのが「薬売り」。だから加地さんのそれは、こうだ。

「ふんわりクロスあげ」

何か違う。居酒屋のメニューみたいだが、それは「ふんわりさつま揚げ」なのだった。というか、今さらであるが、私が決定的に間違っているのは、私がここで頭を悩ませずとも、加地さんには既にちゃんとした肩書きがあるということで、「Jリーガー」、もしくは「プロサッカー選手」が加地さんのそれだ。日本語で言うと「球蹴り」か。いや、一般的なJリーガーはそうかもしれないが、加地さんに限っては違うような気がする。

「縦走り」

縦に走るプロフェッショナル。プロ縦走り。球を蹴ることなど、おまけみたいなものだ。縦走り日本代表。縦走りの頂点を極めた男。それが加地さんなのだ。

「肩書き」への2件のフィードバック

  1. 「プロボトル(立て)リスト」とかどうでしょう?鹿島のナラさんが倒したボトルをせっせと立てる加地さん。素敵ですよね。対戦したら逆サイドだけど。

  2. >>クリアファイルさん
    たとえ逆サイドのペットボトルであろうとも、倒れたそれをそのままにしておくような加地さんではありません。先日私の家の近所で散乱していた猫よけペットボトルがきれいに並べ直されていたのですが、あれはきっと加地さんが直してくれたのでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です