東京ヴェルディ戦

観戦を楽しみにしていたヴェルディ戦。なぜならヴェルディには、あの太洋一がいるからだ。「いつかどこかのチームのGKとして加地さんと対戦するのを楽しみにしていよう」って、本当にその日がやって来た。

と思ったら、残念ながらヴェルディのスタメンは佐藤優也だった。ならばせめてウォーミングアップしている姿でも、と思ったら控えGKはキローラン菜入(ないる)だった。なんだつまんないそんなら帰路につこうかしらん菜入。

ってまあ帰りはしなかったけれど、でも、帰ればよかった。ってちょっと思ってしまうような大変な天気にその後なるだなんて、試合開始前のそのときはまだ知らなかったのである(ついでに太洋一がコンコースにいたことも)。

試合前半のスタジアムは蒸し暑く、加地さんもサッカーしに来たのかチューチューしに来たのか、ってくらいチューチューばかりしていた。

トコトコチューチュー。

カメラサービス。

いや、もちろんチューチューの合間合間に、サッカーでも活躍する加地さんなのだった。

おしりブロック。

分身の術を使ったように見せかけて相手を混乱させる作戦。

そんな中、加地さんの新しいお友だち、ロチャが初出場となったのだった。身長184cmということで、ヘディングの強さに期待だ。

超低空ヘディング。いやよく見たら、ボールにチュウ。

「あ!ボールにロチャのキスマークついとる!」ほんまかいな。

それにしても、後半のあの天気である。

ハーフタイムに見上げると、いつの間にか完全に日が落ちて、スタジアムの屋根で丸く切り取られた空は真っ黒だ。もうすっかり夜か、と思ってよく見ると、空には青っぽい部分がまだあり、だからそれは夜なんじゃなくて分厚い雲なのだった。うわ、これはやばいな、降るな。と思った瞬間、いちじんの、ってどういう字書くのか知らないけど、いちじんの風が。さっきまでの生ぬるいのとは全然違う、冷房みたいに冷たい空気がスタジアムを通り抜けた。すぐに風は強くなり、舞い上げられたレジ袋がカクテル光線に照らされてピッチ上空を飛び交う。涼しいを通り越して寒いと感じるくらい急激に冷えた空気は霧を発生させ、まるで発煙筒の煙が充満する海外のスタジアムみたいな風景だ。

そして、雨、雷。中断。約1時間後に、ようやく試合は再開された。

派手なエフェクトの格闘ゲームのよう。

ジェットを噴射して鉄腕アトムのように飛び立ちそうな、今野。

サーフィン。

相手選手(B.U.T)のプレーに腹を立ててずっと何か言っていたけれど、あんまり言うとイエロー出ちゃうから、お口チャックで。口チャ、で。

東京もスコールが降る亜熱帯のような気候になりつつあるのだろうか。でもこの日味スタ上空に雷雲を呼び寄せてしまった原因は、気候とかじゃなく、前半こんなことをしていたこの人にあるんじゃないかという気がする。

たぶんこの後ごまの一粒も残らずおへそを取られることになる、丹羽。

「東京ヴェルディ戦」への4件のフィードバック

  1. キローラン菜入選手には、同じチームにキローラン木鈴という双子の兄弟がいるみたいですね。

    ・・・ゆう木鈴。

  2. ひどい雨でしたね 丹羽選手のへそのごまがどうなったかきになりますw

  3. >>ラスカルさん
    もう退団しちゃったキローラン裕人、という兄弟もいるとか…。木鈴星ならぬキローラン星ならぬキローラン一家が気になります。

    >>kajina13さん
    子どもの頃、母が作るおはぎは半数がごまあんだったのですが、全部あんこでいいのに…と思っていました。

    >>スンタンさん
    はい、行ってまいりました。で、どうやら私が今年行ける試合は、以上、のようです。ということは年内の更新も、以上…?

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