舞台デビュー記

先日書いた、舞台デビュー。デビュー、してきた。

シアター・アプルで行われたのは、マツケンサンバII in 東京ドームで、マツケンと一緒にバックダンサーとして踊れる権利をかけた、ダンスオーディションなのだった。

って、俺、ダンサーじゃねえけど。

それは私だけではなく、我々のチームにはダンス経験者などひとりもいない。サラリーマンが、仕事終わりに、夜遅くまで会社の会議室でマツケンサンバの猛特訓。大阪出張から新幹線でとんぼ帰りで練習に参加する者までおり、いったいこの情熱はどこからくるのだろう。ばかなのか。ばかなのかもしれない。でもですね、ちょっと、ウォーターボーイズみたいっていうか、青春、というにはあまりに我々は年をとっているし、充実感、とまでは言わないものの、なんというか、「何かやってる感」はたしかにあり、練習翌日の筋肉痛もここちよいのだった。

それでついにオーディション当日を迎えたわけだが、会場に入ってびっくり。他の参加者は振り付けも衣装もオリジナルだったり、相当「本気」である。一方の我々は、振り付けはほとんど本物の真似、衣装は全て東急ハンズでそろえた、まさに「宴会芸」。これは、ちょっと、場違いなところへ来てしまったのではないか。しかし今さら振り付けや衣装を変更するわけにも、もちろん逃げ出すわけにもいかない。我々は我々のマツケンサンバを踊るのみである。

異常な緊張感とハイテンションで迎えた本番。踊り終えた感想を一言で言い表すならば、「超気持ちいい!」。なんでしょう、この快感は。癖になりそうである。しかしそれと同時に襲う変な疲労感。疲れた。どっと、疲れた。

オーディションの結果は、残念ながらというか当然というか、合格とはいかなかったが、貴重な楽しい経験であった。

生で拝見した真島先生は背が高く、常に姿勢がよく、トイレから出てくる姿も様になっているのだった。

「舞台デビュー記」への2件のフィードバック

  1. kajidaisanjiさんの所属する「チーム」って「特攻野郎」?それとも「チーム0」?

  2. >>クルミ・ミルクさん
    ずいぶんと懐かしい記事にコメントありがとうございます。夏本番にして我がサンバチームは活動休止状態ですが、個人的には「チーム・マイナス6%」に賛同、ペットボトルで打ち水しています。

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